バイオハザード4のレビュー
GC カプコン


いままでのバイオとは世界が一変した感じになったバイオ4。
なんと行っても1番変わったのはこれまでの固定カメラから
DQ8やFF11と同じようなキャラの後ろにカメラがあるということ。
これによって、カメラ切り替えのところにゾンビがいるなどしたお化け屋敷的なものから
1つのエリアを自由に走り回れるようになり、
これまでのようなバイオのイメージは影を薄めてしまった。
謎解きやお化け屋敷的なものが無くなり、シューティングゲームに近くなってしまったが
それでも怖いとこは怖いし、なんと言ってもゲームとしてすごく面白く、
完成度も高く、そしてPS2では再現不可能と思われる最高級クラスのCGで
存分に堪能できたゲームだった。
おなじみのアイテムボックスは無くなり、代わりに出来たのがトランクケース。
最初は小さなトランクケースもなぞの武器商人を登場させ、
ゲーム中にお金が得られる様になり、そして取ったアイテムなどを売ってお金にして
トランクケースを大きさを大きく出来、持てるアイテムが増えるようになったり、
シナリオが進むと武器商人から新しい武器が売買できるようになったり
また、武器のカスタマイズが出来るようになり武器の強化が出来て
まさにシューティングゲームという感じだが、とても面白い出来になっていた。

前述の通り、最高クラスのCGにより、細部まで作りこまれた世界。
ライフルが出てきて、スコープを覗くと遠くまでとても作りこまれてると実感できる。
スコープで覗くと敵で出てくる村人や教団信者などの恐ろしい顔がくっきりと見えたり
建物など風景も本当に良く作られいている。
村人などの敵の音声もすごく迫力があって、
こちらに向かってくる時などは、本当に怖かった。
また、ゲームのボリュームも過去最高に多く満腹感一杯だった。
(初回クリアタイム22時間)

反面、欠点が無いわけではない。
★シャンムーや昔のLDゲームのようにアクションボタンがある
ムービーがあって油断していると、いきなりアクションボタンがきて、
それが結構シビアなタイミングで、何回も死んでしまうところ
これが結構イライラする。
これまでと違いコンティニューもあって、直前からやり直しが出来るけど、
はっきり言ってタイミングをもっと緩和するか
なくしても良かったと思う。
★シナリオがもう1つ貧弱。
巨大な敵アンブレラ。
4では、それがアメリカ合衆国によって営業停止に
追い込まれて存在していないことになっており、
シナリオ的前作「ベロニカ」からの繋がりが無く、
シナリオ的な盛り上がりには欠ける。
ウェ○カーもちょい役で出るけど出ていないに等しく、
前作までの主人公クラスの連中の話も皆無だったし、いまいちなのは否めない。
★視点。
足元の視点が見難く、足元にあるトラップが見えなくて、
それに何度も引っかかるなどしてストレスアップ。
もう少しなんとならんかったのか、、、、

しかしながら、近年まれに見る傑作と言っても決して過言ではない!
ビハインドカメラによって操作性は大幅にアップしたし、
最高のCGは、PS2で再現不可能だろうし、
4をやりたいと思ってるなら、GC版が激しくお勧め!


評価93点
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